命名書のご依頼をいただいてから、
実際に書く前にしていることをお話したいとおもいます。
実は、命名書のご依頼を受けてからすぐには書き出しません。
数日間、寝かせます。
ただし、寝かせている間、何もしていないわけではありません。
ご依頼を受けて、まずは、赤ちゃんの名前の由来を読ませていただきます。
名前はご家族から赤ちゃんへの最初のプレゼント。
お母さんのお腹の中で大切に育てられ、この世に出てきた赤ちゃんへのご家族の想いが名前に込められています。
その名前をご両親がどんな想いで名付けたのか、
お部屋に飾ったときにどんな雰囲気になるのか、
たくさんたくさん想像します。
その後、写真と名前と由来を照らし合わせて、その子の未来を想像して
一度頭の中の引き出しにしまいます。
名前については、漢字の意味や成り立ちを調べます。
いただいた名前の由来を第一優先にイメージしますが、
調べた由来と照らし合わせることで、
作品に落とし込む際のヒントになることがあるからです。
作成する上で、インスピレーションも大事にしていますが、
それ以前にお名前の由来や漢字の意味、
お写真の雰囲気から見えてくるご両親の想いを想像して、
自分にしっかり取り込んで、色々なパターンをイメージしていくことを大切にしています。
とても大切な時間で、その時間が私は好きです。
ふっとこれだ!と降りてきた瞬間はもっと好きです。
さて、数日間しっかり熟成させた命名をいよいよ書き出すわけですが・・・
どうやって書いているか知りたいですよね?笑
次回、命名書をどのように書いているのか、
デザインする上で意識していることや、
どんな環境で書いているか、
などについてお話ししていきたいと思います。